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常楽寺

大高城を脱した徳川家康が立ち寄ったと伝わる寺

永禄3年(1560)、「桶狭間の戦い」後、大高城を脱した徳川家康(当時は松平元康)が立ち寄ったと伝わる寺。時の住職・典空上人(てんくうしょうにん)が家康の従兄弟(家康生母・於大の妹の子)であったことからゆかりの深い寺としても知られる。言い伝えでは大高城から脱した家康は、於大の再嫁した久松長家(ひさまつながいえ/俊勝とも)の坂部城に身を寄せ、さらに於大の妹を妻にしていた中川氏の岩骨(やなべ)城を経て、常楽寺にたどり着いたという。この時の礼として家康が奉納した鞍(くら)と鐙(あぶみ)が寺宝として伝わる。その後も家康は、天正10年(1582)「本能寺の変」後、伊賀越えから岡崎に帰還する際や、天正17年(1589)の上洛の際にも訪れたという。家康との深い縁により江戸時代は、尾張徳川家の手厚い保護を受けた。
*家康が大高城から岡崎に向かったルート、伊賀越えから岡崎に向かったルートは諸説ある。

戦国勝の一押しPOINT

境内は広大な敷地面積を誇り、参道両脇に4つの塔頭寺院や黒松が立ち並ぶ。本堂内「天龍山」の額は徳川家達(とくがわいえたつ/徳川宗家16代当主)、外正面の「常楽寺」の額は徳川義親(とくがわよしちか/尾張徳川家19代当主)の筆によるもの。屋根瓦や賽銭箱にも葵の紋が記されている。

住所:半田市東郷町2-41
アクセス:名鉄河和線「成岩」駅または「青山」駅下車、いずれも徒歩約10分
駐車場:あり

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