徳川家康の、生涯三大危機のひとつといわれる「三河一向一揆」。その終局において家康(当時は松平家康)と門徒衆が和議が結んだ地。近くには家康に仕えた大久保一族が守る上和田砦あり、一向一揆側の門徒が砦に攻め込んだ際には家康が本陣を置いた。やがて家康家臣ながら門徒側に立った蜂屋貞次(はちやさだつぐ)から和睦を持ちかけられた大久保一族の長老、大久保忠俊(おおくぼただとし)が交渉を仲介。一揆側に参じた家臣らの赦免を家康に進言し、境内の太子堂前で和議が結ばれた。
家康祖父・松平清康、父・松平広忠の位牌をはじめ、歴代徳川将軍の位牌(13代将軍まで)を安置する。
住所:岡崎市上和田町北屋敷55
アクセス:JR東海道本線「岡崎」駅下車、徒歩約15分
駐車場:あり